会長所信
2026年6月17日
一般社団法人 全国公私病院連盟
会長 中村 哲也

このたび、全国公私病院連盟会長を拝命いたしました中村でございます。誠に身に余る光栄に存じますと同時に、その責任の重さを痛感しております。
まずは、本連盟の発展と医療向上のためにご尽力いただきました歴代会長をはじめ、役員、会員並びに関係各位の皆様に心より敬意を表しますとともに、これまで賜りましたご支援とご協力に深く感謝申し上げます。
全国公私病院連盟は、長年にわたり公的・私的病院の連携を図りながら、病院経営の改善、医療制度に関する提言、人材育成、情報共有など、多岐にわたる活動を通じて我が国の医療の発展に大きく貢献してまいりました。私は、これまで諸先輩方が築き上げてこられた貴重な伝統と実績をしっかりと引き継ぎ、その理念と使命を次代へつないでまいりたいと考えております。
相撲の世界に、「未だ木鶏たりえず」という有名な言葉があります。69連勝という偉業を成し遂げた横綱双葉山が、自らを完成した存在とは考えず、さらなる精進を誓った言葉です。私は、この言葉に深い示唆を感じております。本連盟も長い歴史の中で多くの成果を積み重ねてまいりましたが、現状に満足することなく、時代の変化に対応しながら新たな価値を創造していくことが求められています。
少子高齢化の進展、人口減少、医療DXへの対応、人材確保、物価高騰など、病院を取り巻く環境は大きく変化しております。このような時代だからこそ、本連盟には会員病院の声を結集し、現場の実情を踏まえた提言と支援活動を展開していく使命があると考えております。
私は、全国の会員の皆様との対話を何よりも大切にし、幅広いご意見やご要望を伺いながら、連盟活動のさらなる充実を図ってまいります。また、これまでの事業を大切に磨き上げながら、新たな取り組みも積極的に取り入れ、未来を見据えた連盟づくりを進めてまいります。
本連盟がこれからも会員病院にとって信頼され、頼りにされる存在であり続けるためには、会員の皆様のお力添えなくして、その実現は成し得ません。引き続き、連盟活動への積極的なご参加と忌憚のないご意見を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、会員の皆様並びに関係各位のますますのご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げますとともに、私自身も「未だ木鶏たりえず」の精神を忘れることなく、全国公私病院連盟のさらなる発展のため全力を尽くしてまいる所存です。今後とも温かいご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、就任のご挨拶といたします。

